通信教育に何を求めるか
当たり前だけどケースバイケース
前回の記事「通信教育(その1)」で書いたこと
- 進研ゼミをやったのは失敗だった。
- 進研ゼミは良い教材。
ぱっと見ると矛盾してるようにも思えますね。
各家庭で教育方針、子どもの個性、求めるもの、その時必要なことは様々ですから。 大勢に合う教材でも我が子には合わなかった。事前に吟味しなかった親の怠慢という話でした。
「しまじろう」は(最後の方は少しお勉強の要素も入ってきましたが)、遊びや楽しみな部分がほとんどだったので、その延長のつもりでいたのが間違いでした。
簡単なことはしたくない
- 計算問題とか漢字とか反復するのが苦にならない。
- 「出来た!」「書けた!」「褒められた!」が嬉しくて、たくさん頑張れる。
そんな子には、毎日コツコツやって赤ペン先生が褒めてくれるチャレンジは向いているでしょう。
でもうちの子は
- 計算問題は出来る事を何度も繰り返すのが苦痛。
- 同じことを何度も書くのは無理。
- 同じ文章を何度も読むのは嫌。
毎日持ち帰る学校の宿題、「計算」「漢字」「音読」で手一杯で、さらに積み重ねて進研ゼミのドリルやワークを出来るわけがありませんでした。
明らかにうちの子に問題あり(^-^;ですね。
*ちょっと横道
計算くらい出来ないと
計算くらい出来てくれないとね。と、公文式に通わせているママ友さんに言われたものです。
確かに、計算くらい出来ないと困ります。
うちの子は別に出来ない訳じゃなくて、やり方は理解してて反復が嫌いなだけなんですけど…、世間的にはこれではダメなんですよね。
確かに日ごろ反復練習していないと、時間を限られた計算問題の小テストでミスします。
中学受験だと計算問題が必ず最初に出て、これはきっちり取れて当たり前の箇所だから、ここを素早くクリアすれば難しい文章題に早く取り掛かれます。
「計算を速く確実に」確かに大事だとは分かるけれど、無理なものは無理でした。(受験の予定もなかったし。)
計算練習は両刃の剣?
大量の計算問題をガンガンこなしつつ、難しい文章題もガシガシ解ける。そんなスーパーなお子さんも確かにいます。
でも「計算問題くらい出来る」が高学年で「計算問題しかできない」「文章題が苦手」になる子も多いです。本当にたくさんいます。
そして中学生になって、数学は暗記科目となり、高校では…。
こういうことにならないように、計算が遅くても気にしないようにしました。
その後はどうなった
学校の宿題で手一杯だからと、その他に何もせず放置していると頭を使う機会がありません。
なので、難しい算数の文章題を絵図を描いて解くことはしていました。
「進研ゼミ」から乗り換えた「日能研・知の翼」はドリル・ワーク・添削はまったくせずに、テキストだけ愛読。
幸いなことに宿題の少ない担任にばかり当たったので、溜息をつきながらも何とかやっていました。
塾や学習教室にも行かず毎日プラプラ遊んでいて、学校の宿題で手一杯。
これって、傍から見たらまるで勉強出来ない子ですね。
それでも、高校の数学で何も困らない子に育ちました。
クラスメートには塾で高校範囲まで先取りしてきた子も多いです。
その中で数学はトップクラスで、考えて理解できない問題はないと言っています。
ここまで来たら、小学校時代の計算の速さなんて関係ありません。
そもそも解き方がわからなかったら計算するところまで到達しませんから。
横道に逸れすぎですね。通信教育の話はどうなった?