知る喜びを満たしてくれる教材
塾なし家庭の我が家ですが、公立小学校の授業だけでは子どもの「学びたい」という気持ちは満たされず、むしろ削ぎ落とされていく一方で… 本や家庭学習の材料は予算の許す範囲で購入していました。
その一つに、日能研の「知の翼」があります。
これは本当に良かったです。
ゆとり教育まっただ中だった小学校の薄っぺらい教科書なんてガン無視して(笑)、子どもの知的好奇心を刺激してくれる内容でした。
途中で方針が変わったようでイマドキの内容にシフトしていきましたが、長くずっと変わらなかったあの内容のテキストが良かったです。
うちの子は添削は出さずワークブックもせず、ひたすらテキストを読み耽っていました。
夢中でした。
もともと本の虫なので、算数でさえお話で書かれている「知の翼」はどストライクでした。
それがもう終了したんですね。
時代の流れとはいえ寂しいです。
良いものは変わらず良いと思うのだけど。
同じように思う方はいらっしゃるようで、現在はネットオークションくらいでしか入手できませんが、結構高値で売買されていますね。
考えられる子に
中学受験するつもりは全くなかったけれど、入試問題レベルの問題は考えれば解ける。
解こうと頑張れる。考え続けられる。
そんな考える力を付けたいと思っていました
計算は得意だけど、ちょっと難しい文章題だと思考停止する子って多いです。
高学年になると分かります。
計算が早いとか、漢字をたくさん書くとか、私はそんなことはどうでも良かったです。
のんびりでも大事な点を外さなければ、子どもはすくすく育ってくれます。
そう信じてさりげなく環境を整えていました。
ふと手に取れる場所に色々な面白いものを配置して、興味を示してくれたら良いかな…と。
決して無理強いはせず、子どもが興味・関心を持った時にそれがそこにある。
「知の翼」もそんな中の一つでした。
子どもが夢中で読んで、自然に勉強になるテキストなんて珍しいですよね。
終了したのが本当に惜しいです。