ちょっと毛色の違った教室を紹介します。
〇〇教授監修といっても、わたしは疑り深いので(笑)名前だけ借りてるんじゃない?って思っちゃいます。
ところがこの教室は、運営しているのも早稲田大学グループの会社なのです。
まさに早稲田大学お墨付きの幼児~小学生向け教室ということですね。
普通のフィールドワークとはちょっと違う
私がイメージするフィールドワークは、指導者の後をついて歩き、説明を聞いて、名前を教えてもらって、触るように言われたら触る…こんな感じです。
たぶん、多くの普通のフィールドワークはこんな風だと思います。
でも、早稲田こどもフィールドサイエンス教室はちょっと違うのです。
「生涯にわたって、その子の豊かな感性のもとを築き、科学的に物事を考えていく基礎を創っていく」という壮大なビジョンのでプログラムが作られています。
「なぜ?」から始まり「よく見る・調べる・考える」ことを基本とし、子どもたち自身が、五感を使って自然と深く関われるようになることを目指しています。
自然から学ぶことが科学につながる
ノーベル賞を受賞した白川英樹博士は「自然に親しみ、本物を見て、自然の不思議と遊ぶこと」 が大切だと言っています。
白川博士は小さい頃、野山を走り回ったり川で泳いだりして遊んでいたそうです。
昆虫採集や植物採集などに夢中で、それらを通じて本物・実物、自然に学ぶことが大切だと学び、よく観察する、よく記録する、よく調べる、最後によく考えるということが知らず知らずのうちに身に付いていたそうです。
早稲田こどもフィールドサイエンス教室では、「自然と関わる中で育まれる『自然を受け止める感性』を大切にしながら、自然の事象にある科学的要素を探求し、自然に対する新しい発見、視点や気づきを見つけ出す」プログラムになっています。
身近な自然がない今どきの子ども達
昔なら身近なところ自然があって勝手に学べたような事柄ですが、今どきはこういった教室に参加でもしないと難しいです。
都市部でなくても子どもの安全を考えると、子ども一人で野山に…なんて危険ですね。
実際、田舎ほど車で移動しますから、家と習い事を車で移動するだけで、外では遊ばない子どもさんも多いとか。
都市部に住んでたら、そもそも自然なんてどこにあるの?ですよね。
どんなに上手くできた映画も本もゲームも、自然には敵いません。
自然のもつ多様性、美しさ、不思議、複雑さ…これらに触れることが、どれほど子どもの知的好奇心を刺激し、考える力になることか。
一見、子どもの学力には関係なさそうなことですが、実はこんなところが一番大事だったりするんですよね。
早稲田こどもフィールドサイエンス教室では、一年中入会を受け付けていますが、春に無料体験と説明会があるようです。
今がちょうど無料体験の時期なので、首都圏にお住いの方は一度行ってみられてはどうでしょう。